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    運送業界の闇

    • 2014.03.10 Monday
    • 15:38

     中小のトラック運送会社では、低下する運賃、高騰する燃料代のツケを労働者に押し付けてブラック化が進んでいます。京都でも運送業界からの相談が多数寄せられています。この事例もそんな一コマ。

    以下引用(中日新聞3月7日)

     未払いが社会問題となっている残業代をめぐり、新たな手法が出始めた。これまでは、どれだけ働いても残業代を定額にするなど「固定残業代」の悪用が主だった。最近の手法は複数の手当を残業代と見なし、額を毎月変える。何時間の残業代が払われているか計算も難しく、「未払いを正当化する手段として広まるのでは」と恐れる声が上がる。

     職能給、成績給、職別給、安全給…。東京都八王子市に住むトラック運転手の男性(45)が示した給与明細には、さまざまな手当が並ぶ。「会社はこれを残業代と見なす。合計すると、明細の『残業手当』の額にぴったり。技能や安全運転への手当が残業代にされるなど、納得できない」と言う。

     労働基準法では残業代について、労働時間に応じて賃金の一・二五倍以上を支払うよう定める。しかし、男性が勤める都内の運送会社は、就業規則の賃金規定で各種手当を残業代に見なすと取り決めている。労働時間ではなく、運送距離や手間を勘案して手当の額を変え、残業代として支払う。背景には運転手は拘束時間が長く、時間に応じて残業代を払うと高額になるという事情がある。

     手当を残業代と見なすには、それを定めた賃金規定を会社側が労働基準監督署に提出する必要がある。労働者代表の意見書を添えるのが決まりだが、労基法上の義務は意見を聞くことだけで、同意は必要ない。労基署のチェックにも限界がある。

     男性は昨年十二月、残業代を含む未払いの賃金約四百十万円を求めて、勤務する会社を東京地裁に提訴。二月五日の第一回口頭弁論で、会社側は争う姿勢を示した。

     なぜ手当を残業代と見なすのか。例えば「職能給」では、会社は「扱う車種などで払う。大型車は荷物も多いので残業が多くなる」と説明する。「安全給」は「安全運転を心掛けることで時間外労働が生じる」という理屈だ。男性は「おかしい。安全運転では定時に終われないとは、法律違反が前提の勤務時間ということだ」と言う。

     同様の裁判はほかにもある。神奈川県厚木市の運転手(38)が昨年五月、未払い賃金を求めて訴えた都内の運送会社も、複数の手当を残業代に見なしていた。

     この裁判では会社側の事情も明らかになった。会社は「業界は値下げ競争が激化し、人件費を増やせない。業務効率を上げるためにも、固定残業代ではなく、仕事量の多寡などの要素を勘案した制度にした」と主張する。

         ◇

     残業代が手当で相殺される例も。愛知県一宮市の運送会社では、給与明細では残業手当が記されているものの、残業の多い月は「歩合給」が減らされ、全体の賃金は増えない仕組みになっていた。

     相談を受けた労組「愛知連帯ユニオン」の元座毅(がんざたけし)委員長は「このような制度が認められるなら、実質、残業代を払わなくてよくなってしまう」と指摘する。この会社に対しては、運転手ら十四人が訴えた裁判が名古屋地裁で争われている。

     日本労働弁護団の棗(なつめ)一郎弁護士は「働いた時間に応じ割増賃金を払うという、これまでの残業代の根幹を揺るがす手法だ。固定残業代はまだ計算可能だが、各種手当で変動させて毎月変わっては計算が不可能だ。残業代を払わずに済ませる狙いがある」と話している。

     (三浦耕喜)

    JUGEMテーマ:労働問題

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