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    年越しSOS電話相談

    • 2011.02.16 Wednesday
    • 17:50
    年末年始のアクセスポイントを最低限確保するため、12月31日から4日間「年越しSOS電話相談」が実施されました。

    その報告が、湯浅誠さんのブログに載っています。

    http://yuasamakoto.blogspot.com/



    そこに載っている事例を紹介します。

    これが現実です。

    +++++++++++++++++


    相談事例紹介
    《典型事例の抜粋。ただし、個人情報の問題があり、これ以上詳しくは紹介できない。》

    ◆30代男性@ネットカフェ
     2009年始めまで正社員。10月に雇用保険が切れ、その後、日雇い・短期バイト
    でつなぐが、2010年秋にアパートを失う。その後、ネットカフェやマクドナルド
    で過ごす。所持金が数百円となった元旦未明に1時間だけネットカフェに入り、「
    年末年始 緊急生活相談」でネット検索し、「年越しSOS電話相談」に連絡し
    てくる。
     本人曰く「何も支援が見つからず、電話もつながらなかったら、あきらめて、今
    の時間には自殺していたと思います。雇用保険が切れたとき福祉事務所に相談に行
    っていたが、“まだ若くて健康だから”と追い返され、もうどこも助けてくれない
    のだろうと思っていた。いままでで一番辛かったのは、寒さでも空腹でも疲れでも
    寝場所がないことでもなく、3ヶ月間誰ともまともに会話をすることができなかった
    こと」だと。
     その日の晩、直接支援につながった後、行政の窓口が再開する4日に生活保護申請。
    生活立て直しに向けた一歩を踏み出す。

    ◆北陸地方に暮らす30代男性から、「6か月ごとの更新で続けてきた契約の仕事が2
    011年3月末に切れる(日給月給の8時間勤務で手取り8〜10万円)。いまは家族と同
    居中なので、すぐに生活困窮する状態ではないが、これからの生活が不安」との相
    談があり、不当解雇の場合などに相談できる労働組合を紹介。

    ◆派遣切りにあったという20代男性から「年末に派遣切り(中途解約)に遭い、1月6日に寮を出るように言われている。仕事中に交通事故を起こし た際の賠償金を自己負担させられて、お金もなくなった。3日間何も食べていない」との相談があり、寮を出ないようにアドバイスすると同時に、会社との交渉 と生活保護申請について支援。雇用保険の受給手続きも同時に始める。

    ◆夫からのDV被害に悩む40代女性から、「夫のDVで別居中だったが、居所を探り
    当てられて辞職せざるを得なくなった。昨年家を出て、現在逃避中。貯金を取り崩し
    ているので、残りが不安になっている。過呼吸で、よく発作を起こして死にたくなる
    」との相談があり、DV問題に詳しい弁護士を紹介。

    ◆「高齢刑余者の70代男性がホームレス状態になっている」と地域住民から相談の電話。12月28日に刑務所から出所したが移動してお金がなくな り、都内の駅でホームレスになっているとのこと。しかし、認知症気味で記憶が混濁しているため、年金受給の件など確たる情報を得られず。1月4日に、生活 保護申請とともに入所施設探しを支援。年金受給資格の確認を行った。


    (湯浅誠さんの所感)
    インターネット中心の告知でしたが、たくさんの方たちのご協力で105名の方から相談
    を受けることができました。相談事例は深刻なものが多く、所持金1万円以下が71名で
    した。また失業状態の長期化による生活困窮事例が散見され、居宅にいながらの生活困
    窮も38名に上りました。生活再建の支援は貧困対策であると同時に、自殺対策でもあり
    ます。日本社会が、こうした人たちを迎え入れられる包摂型の社会により一層成長して
    いくことを期待します。


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